株式会社丸信

三方よし通信

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【社長コラム】業務改善に不可欠、営業でも威力を発揮するRPA

いよいよ師走となりました。誰もが初めて経験する一年でございました。不安に苛まれた時期もありましたが、お蔭様でなんとか年を越せそうです。この一年のご愛顧に心より御礼申し上げます。

さて、以前も書かせて頂きましたが、約2年半前からRPAに取り組んでおります。再度になりますが、RPAとは「Robotic Process Automation」の略で簡単に申しますとコンピューター上で行われる定型業務を自動化する仕組みです。

現在では専任1人と半専任1人の1.5名体制となっており、社内業務の改善には欠かせない部門となりました。社員同士の会話にも普通に「これRPA化できない?」と聞こえてくるようになり、手応えを感じつつあります。

先日、代理店をやっているインディードの新規営業リストを作成しようと人材採用支援プロジェクトのメンバーが話し合っていました。やはりリクナビやタウンワークに掲載している企業さんに営業する方が良いという事になりました。誰かがエクセルでまとめようと意見が出ましたが、忙しい中、立候補する人などいません。

そこで、RPAの出番となりました。食品分野でリクナビなどに採用募集している企業さんのページを開き、会社名、住所、電話番号、HPアドレスなどをエクセルに自動的にコピペしていきます。あっという間にエクセル版の営業リストが完成しました。こういう静的なページ(一定の決まりがある、変化の少ないページ)から自動的に情報獲ってくるのはRPAの得意技の一つと言えます。

また、ある商材(仕入商品)をネットで販売しているのですが、急に売れなくなって競合を調べると少しだけ当社より安く売っていることが判明、仕方なくこちらも値下げ、一旦はまた売れるのですが、

しばらくすると売れなくり、調べてみると向こうも値下げされるというイタチごっこを繰り返していました。そこで、RPAで一日一回競合のサイトを閲覧させて、価格情報を取得して、メールでレポートさせるようにしました。すると競合の動きが即座に分かるようになります。今回はそれ以上はプログラムしていませんが、やろうと思えば、競合の価格を取得した後、自社のネットショップの管理画面から価格を少しだけ下げるなんてことも可能だと思います。

RPAといえば、事務定型作業の自動化と思いがちですが、営業面でも使えると分かって参りました。来年1月にはWeb上でのオープンハウスを企画しています。このRPAについても丸信での事例なども踏まえてセミナー等開催させて頂く予定です。

少し早いですが、皆様におかれましてはお身体くれぐれもご自愛の上、良いお年をお迎えください。

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