株式会社丸信

三方よし通信

三方よし通信

【社長コラム】カーボンオフセット

昨年末、政府が2030年前半にはガソリン車の新車販売を禁止すると発表しました。EUなどはもう少し前倒しされるようです。年明けから日経新聞が「カーボンゼロ・第四の革命」と銘打って超大型の特集を組むなど急激に「カーボンゼロ」への気運が高まっています。

個人的には二酸化炭素と地球温暖化の因果関係には「?」ですが、政治的にも国際的にもこのカーボンゼロの動きには抗えないと思っています。

企業として、できるだけガソリンや電気使用量を減らし、廃棄物もできるだけリサイクルする、環境負荷のできるだけ少ない原材料を購買するなど自助努力が求められるのは当然です。

加えて、 自社で太陽光発電をしたり、電力会社から再生電力を購入することも必須になりそうです。その上でどうしても削減できないCO2は排出権を買ってオフセットするというのが潮流になってきました。

大手を中心にCSR報告書に、如何にCO2削減を謳うかの競争が始まっていますから、大企業から購買先として選んでもらうには自社の事業におけるCO2の排出量を最小限に抑え、それを適正なエビデンスと共に公表し、PRすることも重要なテーマになると思います。

弊社としましても、昨年より、適切に管理された森林からの木材を原材料とした紙(FSC認証紙)をご案内させて頂き、既に多くの企業様にご採用頂きました。また、シール原紙のゴミのRPF(固定燃料)化に取り組み、一定の削減効果を得ました。

現在は節電効果の高い印刷機の乾燥用UVランプのLED化による節電などに取り組んでいます。加えて、九州電力さんと電力の一部として再生可能エネルギーを購買させて頂く交渉を始めました。そして排出権は地元久留米市のプロジェクトから購入すべく準備を進めています。

将来は弊社から印刷物を購入して頂ければ、それだけでCO2削減につながるような企業になれますよう努力を継続して参ります。

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