株式会社丸信

SDGs

SDGs

株式会社丸信が取り組むSDGs

株式会社丸信は、持続可能な世界の実現に向けて、
積極的にSDGsを推進します。
持続可能な世界を実現するための
17のゴール・169のターゲットの中から、
当社の事業領域における課題を抽出して、
積極的に取り組んでいます。

SDGsに対する
丸信の取り組み

1.地域の貧困問題解消を
めざす

日本の子どもの貧困率は13.5%と言われ、特にひとり親世帯での貧困率は48.1%に上昇します(※)。当社では地域の貧困を解消するための取り組みを行っています。※2018年厚生労働省「国民生活基礎調査」より

1-1. 病児保育付き企業主導型保育園の運営

一般的に子どもが病気になると保育園に預けることができず、パート契約のひとり親の場合、その間は収入も減少することから、貧困の悪循環に陥りやすい状況にあります。
当社ではこうした貧困問題を解消することを目的に、2018年11月に病児保育と英語教育に対応した企業主導型保育園を開園しました。ひとり親を含め子育て世帯が安心して子ども預けられ、安心して仕事に取り組める職場環境を整備しています。

≫企業主導型保育園「丸信インターナショナル保育園」

1-2. NPO団体への寄付を通じた支援

特定非営利活動法人わたしと僕の夢では、経済的に困窮している母子家庭など環境に恵まれない子供たちを対象 に、様々な家庭の子供たちが教育の機会を失うことなく明るい夢を抱けることように、高校進学や日常生活などに関する支援活動を行っています。
生活困窮家庭の子供すべてを高校に進学させるために中学生向けの無料塾を運営しているほか、食事の提供、挨拶や敬語、整理整頓の教育といった、勉強だけでなく人として重要なことについても幅広く活動を行っています。
当社では、同法人への寄付を通じてこの活動を支援しています。

≫特定非営利活動法人わたしと僕の夢

1-3. 子ども食堂への食材提供

本社事業所を中心に、まだ食べられるけど不要になった食材を従業員から集めて、子ども食堂を運営する「ボナペティ」へ定期的に提供しています。食材の他にも洋服やおもちゃ、ランドセルや文具などについても季節ごとに提供し、また、ご賛同いただいた取引先企業からの支援の仲介も行っています。
当社では地域の貧困解消に向けて、子ども食堂への支援を継続していきます。

2.働きがいのある
職場環境をめざす

仕事だけでなく家族やプライベートも大切にできるように、職場環境の改善など働き方改革に取り組んでいます。 企業主導型保育園や産休育休制度の活用促進など、仕事と子育てを両立できる体制を整え、従業員の事情を考慮した上で、誰しもが活躍できる職場環境をめざしています。

2-1. 全従業員の健康に向けた「健康経営」

当社は「健康経営優良法人(ブライト500)」認定企業です。従業員の健康面の課題改善を促すため、全ての従業員に定期健康診断受診を義務付けており、再検査診断判定の出た従業員については1か月以内に再検査を受けることも義務付けています。 また、生活習慣病の予防と改善のため、特定健診後の特定保健指導の推進も行っています。
このほか、「健康宣言書の策定」「ノー残業デーの設定」「喫煙所の屋外設置/禁煙外来の費用負担」など、こうした健康への取り組みを通じて、全従業員の健康維持に取り組んでいます。

≫丸信ニュース「2年連続【健康経営優良法人2023(ブライト500)】に認定」
≫丸信の健康経営

2-2. 多様な人材の雇用や採用制度

外国人実習生の受け入れ、障がい者雇用、定年退職者の再雇用など、多様な人材の積極的な雇用を進めています。技能実習生については丸信の印刷技術・技能を修得していただくことで、発展途上国等への技能・技術・知識の移転を図り、当該国の経済発展を担う人材育成に協力しています。
障がい者の方が活躍できる環境の整備を進めており、現在、11名(2023年7月1日現在)の障がい者の方に働いていただいています。
また、定年を迎えた従業員に対しては希望者全員を再雇用しているほか、パート職から正社員化へのチャレンジ制度も設けて、これまで20名以上を正社員として登用しています。

3.地球環境に配慮した
運営をめざす

多くの紙資源を使用する印刷業界は、地球温暖化、資源枯渇、廃棄物などの問題と常に直結しています。当社では、国際的森林認証マークの取得、 エコ製品の推奨、事業所の内での環境配慮の取り組みなどを通じて、環境に配慮した持続可能な社会の実現をめざしています。

3-1. 環境配慮製品の積極的な提案

包装資材や印刷事業を展開する企業として、地球環境に優しい環境配慮資材を多数取り揃えています。 石油化学由来プラスチックの使用量を50%以下にした環境配慮型の包装資材や、再生PET樹脂や生分解プラスチックなどのシール・ラベル基剤やバイオマス粘着剤、さらにはFSC@やGP認定、CO₂ゼロ印刷(カーボンゼロ)などさまざまな環境マークについても積極的に提案しています。

≫丸信の環境配慮資材

3-2. さまざまな脱炭素の取り組み

印刷乾燥用UVランプのLED化や、従来は重油を使用していたパッケージ表面加工工程でのガス化のほか、一般シールゴミのRPF(固形燃料)化、社有車のハイブリッド化、さらには本社や営業所等で使用する電力を再生可能エネルギーへ切り替えるなど、さまざまな観点で使用電力の削減やCO₂削減に取り組んでいます。

≫丸信の脱炭素への取り組み

3-3. 本社事業所でカーボンゼロ達成

当社のシール・ラベル、パッケージ等の印刷工場を含む本社事業所は、二酸化炭素(CO₂)排出量が実質ゼロとなる仕組みで運用しています。 本社事業所で使用する全ての電力を再生可能エネルギー(再エネ)に切り替え、社有車のハイブリッド化等を進めることでCO₂削減を行い、どうしても削減することできないCO₂については排出権(J-クレジット)を購入することで相殺し、本社事業所におけるCO₂排出量の実質ゼロ(カーボンゼロ)を実現しました。

3-4. パートナーシップで物流業務を効率化

2019年9月より、同業3社による包装資材の共同配送を鹿児島営業所で開始しました。これまで3社が個別に設けていた配送拠点を1箇所に集約することで、物流コストの削減やお客様へのサービス向上、さらには人材不足の解消や排気ガス削減といった問題の解決も期待されます。
将来的には、調達メーカーのストックポイントとしての役割や、地域物流センターとしての配送代行業務、ロボットピッキングの研究開発など、これまでにない新たな機能も検討していきます。

4.会社の持続的な
成長をめざす

印刷事業の技術力向上と包装資材の配送体制の強化に取り組んでいます。最新印刷設備の積極的な導入やラベルコンテストへの出場、また物流の効率化を図るための協業体制などを通じて、会社の持続的な成長や発展をめざしています。

4-1. 印刷オペレーターの技術向上

全日本シール印刷協同組合連合会が主催する「シールラベルコンテスト」におきまして9年連続で入賞しました。 福岡県内の企業として9年連続での入賞は初となります。2019年には世界ラベルコンテストで最高位となる「BEST OF THE BEST」また、技能五輪(印刷部門)では当社社員が国内大会で優勝し、2022年10月に開催された世界大会に日本代表として出場しました。

4-2. 印刷工場の品質向上

2016年に全日本シール印刷協同組合連合会より「技術優良工場(認定番号:0001)」の認定を受け、ハード面においても印刷技術の向上に努めています。
このほか、「GP認定」や「第20回環境優良工場表彰」奨励賞、「全印工連CSR認定制度」のツースター認定、品質マネジメントの国際規格「ISO9001」など、信頼ある認証・認定に基づいた工場運営や、現場においては定期的なQC活動を通じて品質向上に努めています。

4-3.「はばたく中小企業・小規模事業者300社」選定

「はばたく中小企業・小規模事業者300社」は、革新的な製品・サービス開発、地域経済の活性化、多様な人材活用の観点から、優れた取り組みを行っている中小企業・小規模事業者300社を選定するもので、「生産性向上」、「需要獲得」、「人材育成」の3つの分野で評価されます。
当社は社内委員会制度や資格取得制度、気づき・提案制度などの取り組みが評価され、2021年度「はばたく中小企業・小規模事業者300社」(人材育成分野)において代表企業に選定されました。

≫【プレスリリース】「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定、代表企業として経済産業大臣より表彰

4-4.人材育成プログラムの充実

人材開発部を中心として、新卒・中途採用者の教育プログラムを策定しています。その人の能力やスキルアップ度合いに応じて実施するため、知識を身に付けられるのが特徴です。
この他にも、英会話・簿記・マイクロソフト社の認定資格など20以上の資格を対象に受験料や祝金を支給する資格支援制度や、勤務時間の5%を学習時間に充てることを義務付ける「5%ルール」制度などを導入しています。

5.持続的な信頼関係の
構築を目指す

5-1. 人づくりを重視した「道経一体経営」

「道徳」と「経済」を一体として経営に生かす道経一体経営は「人づくり」を重視し「事業誠を悉(つ)くし救済を念となす」という考えを大切にしています。 「事業誠を悉くし」とは、自社の事業が国家・社会の安定や発展に少しでも役立つようにと全力を尽くすことであり、「救済」とは数々の恩恵に感謝報恩できる心根を持ち、社会に積極的に貢献できる自立した人を育てることです。
当社は「道経一体経営」を実践することで、人づくりや三方よし経営を通じて社会への貢献を目指しています。

5-2. 「不」の解消を目指す「お役立ち活動」

「不安」「不満」「不幸」「不足」「不便」「不興」など、お取引いただくお客様が抱えるさまざまな「不」を解消するお役立ち活動を推奨しています。
食品衛生支援、販促支援、VE提案、人材採用支援、補助金支援、パブリシティ支援など、お客様がお困りの事象を解決するさまざまなサポート体制を構築しています。

5-3. パートナーシップ構築宣言

サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を目指して、「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」において創設された「パートナーシップ構築宣言」を行いました。 既存の取引関係や企業規模等を超えた連携を行うことにより、取引先様との長期的な信頼関係の構築を目指しています。

【参考】SDGsに関する
認定・登録

1. 福岡県SDGs登録制度

2023年2月、福岡県SDGs登録制度におきまして第1期登録事業所として登録証を交付していただきました。
また、代表企業10社のうちの1社として、服部誠太郎福岡県知事より登録証を授与いただきました。

≫【プレスリリース】福岡県SDGs登録制度に登録されました。

2. 北九州SDGs登録制度

2022年3月、北九州SDGs登録制度におきまして、当社北九州営業所(北九州市八幡西区)が第2期の登録事業者に認定されました。 北九州市の取り組みや目標に賛同し、「経済・社会・環境」の三側面で重点的に取り組む内容を宣言しました。

≫【プレスリリース】北九州営業所が「北九州SDGs登録事業者」に認定

3. かごしまSDGs推進パートナー

2022年8月、鹿児島県のSDGs認定制度におきまして、当社鹿児島営業所が「かごしまSDGs推進パートナー」に認定されました。 環境に配慮した営業所運営や、環境負荷を低減する製品群の提案を通じて、地域の環境保全などに取り組んでいます。

≫【プレスリリース】鹿児島営業所が「かごしまSDGs推進パートナー」認定

4. SDGs私募債による11ゴール認定

2020年1月、株式会社西日本シティ銀行を引受先とするSDGs私募債『環境私募債』を発行し、公益財団法人九州経済調査協会によるSDGsへの取組状況の調査を踏まえて、SDGsの11ゴールの認定を受けました。

≫SDGs私募債を発行、西日本シティ銀行より11項目認定