株式会社丸信

三方よし通信

三方よし通信

【社長コラム】YouTube

Z世代(10代〜25歳くらい)はTVなど観ずにYoutubeを観ていると聞いてはいましたが、昨年5月にNHK放送文化研究所が発表した「国民生活時間調査2020」によれば、1日にテレビを見る人は 16~19歳で全体の47%。20代も51%にとどまり、一方でインターネットを利用する人はそれぞれ80%、73%に達しているそうです。弊社若手社員に聞きますとやはりYoutubeやNetflixを観ていることの方が多いようで、今や地上波TVは影響力を落とし続けているようです。いくつかの長寿番組が最近終了したのも止むを得ない事かも知れません。

実は私もほぼ毎日Youtubeを視聴しています。ビジネスの講演も視聴しますし、法律の改正や、宗教などの動画も視聴します。冬場は太らないようにヨガやエアロビのYoutubeも早朝から視聴してました。下世話で恐縮ですが、目の保養になる美しい方がインストラクターとして沢山の動画を配信されています(イケメンもいます)。家内と昔のアーティストのライブ映像を観たり、「スクールウォーズ」などの昔の人気ドラマもなぜか全話視聴できたりします。青春時代にみんなが熱中した「東京ラブストーリー」は狡いことに1話だけが公開されていて、続きはDVDを購入するしかありません。真剣に全話購入しようか悩みました。新手の販促手法だと思います。数ヶ月前に膝痛や腰痛に悩まされたのですが、Youtubeで整形外科や整骨院の先生の動画を探し、幾つか改善体操を試したら、かなり改善しています。

我々中小企業はこの動きにどう対応すべきか? 二つあると思います。

一つは広告媒体としての活用。メディアの主役が地上波TVからインターネットやYoutubeに移った訳ですから広告や販促の媒体としてもこれらに紐づいたものを検討するべきだと言えます。我々もまだ使いこなせていませんが、Youtube広告は面白いと思います。セグメントした相手に配信できる上にとても低予算で始められるからです。地上波にTVCM流すのはハードル高いですが、低予算で実施できるYoutube広告はあらゆる中小企業が利用可能です。エリアや年齢などでセグメント配信も可能ですので無駄のない販促になり得ると思います。

もう一つは何かの問題を解決できるようなコンテンツ動画は一定のニーズがあるので、自社のビジネスでそういう要素があれば、それを動画コンテンツにして配信して、自社サイトなどへのリード獲得の導線にするという方法があると思います。我々でも原料原産地表示の改訂に対する簡単な動画を制作しましたが、こんな地味なコンテンツでも、結構視聴されています。皆様のビジネスでもっとより多くの方の問題を解決するようなコンテンツがあるのであれば、多くの方が視聴してくれ、場合によっては広告費も稼げるかもしれません。

いずれにしても低リスクでスタートできますので、我々もお役に立てますよう研究して参ります。動画制作のスタッフも加わりましたので、お気軽にお声掛けください。