株式会社丸信

三方よし通信

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栄養バランス、保存性などメリットが多い 「冷凍弁当」が話題

冷凍食品や冷凍自販機が普及拡大する中、「冷凍弁当」にも注目が集まっています。現在、普及している冷凍食品の多くが単品での提供となっていますが、バランス良くメニューを組み合わせたお弁当として冷凍提供にする形態が徐々に拡大。従来より主に高齢者や食事制限が必要な人向けに提供されている配食(宅食)サービスについても冷凍化が進んでいます。

冷凍弁当とは、冷凍保存が可能な1食ずつパッケージされたお弁当のこと。冷凍のために日持ちする上、食べるときも解凍や湯煎するだけの簡単調理。管理栄養士が監修する商品も多く、栄養バランスの良いメニューになっている傾向にあります。

対象とされているのが、従来の配食サービス同様に、高齢者や食事制限が必要な人のほか、妊婦さんや乳幼児のいる家庭、一人暮らしで調理が難しい世帯、あるいはダイエットしたい人の利用も増えているようです。

メリットとしては、食材の買い物や調理が不要になるのはもちろん、栄養バランスやカロリーが掲載されているため健康面の心配が少ないことや、保存期間が長く食べたいときに簡単調理で食べられる点も受け入れられています。

デメリットをあげるなら、一般的なお弁当のようにその日に食べたいものが食べられないことや、届くまでに一定の時間がかかること、長く利用するとメニューに飽きが来ることもあります。また、サービス利用に入会費や年会費がかかったり、食品スーパーのお弁当に比べると割高になるケースもあります。

とは言え、冷凍技術の進化もあり、以前に比べて格段に品質は上がっており、普及が進めばこうしたデメリットのいくつかは解消されることでしょう。冷凍弁当の今後に注目です。