株式会社丸信

三方よし通信

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【社長コラム】働き方改革

本年1月より弊社では営業部門の「働き方改革」に取り組んでいます。19時には余程の事がない限り帰社してもらっています。以前は20時〜21時くらいまで働くのが常態化しておりましたので19時に帰社となるとかなりの効率化が求められます。その上で1分単位で残業代を捕捉できるようなクラウドのサービスを導入しました。朝は自己の裁量で早出残業して良いことになっていますが、特定の営業以外は早出残業はほとんど見受けられません。それでも開始した本年1月からはほぼ全員が19時には帰宅しています。これまで遅くまで残っていたのは何だったのか?と思いもしました。もちろんお客様への訪問件数の減少は明らかです。営業サポート人員も増員しております。

結論から申しますと、19時までに帰ると強く意識したことが一番大きかったと思います。本音では早く帰りたい方が多かったのでしょう。コミュニケーションの量が減るなどの弊害もありますが、概ね営業部の社員さんには受け入れられていると思います。

自らの実体験から、若いうちは量をこなすべきで、それが経験によって質に転換していくものと考えてきました。この考えは今も変わっていません。若い方は伸び盛りの時代にハードワークができず可哀想だと思います。しかし、労働法規は完璧に遵守した上で、有給休暇を取得させ、男性にも育児休暇を取得してもらう、そして給与や待遇も向上させながら、他社と競争する競技にゲームチェンジしたのだと思うようにしています。

この条件下でお客様への提供価値を落とさず、むしろ向上させながら、社員の皆さんには成長の機会を与えなければなりません。これにはDX化などの効率化などが欠かせませんが、思うように進化してくれず、茫然とする日々です。しかし、一方で労働法規の完璧な遵守は勇気も与えてくれました。今は一切後ろめたい気持ちがありませんので、公明正大に堂々と社員さんにも厳しい要求をしています。未だ道半ばですが、引き続き精進して参ります。