株式会社丸信

三方よし通信

三方よし通信

【社長コラム】新年のご挨拶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は大変お世話になりました。

昨年はコロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻に伴う資源高、超円安、半導体不足と企業経営にとりましては大変厳しい一年となりました。弊社も過去経験のない原材料の複数回の値上げを受け入れざるを得ず、不本意ながら皆様へも度々価格改定をお願い申し上げました。

ウクライナへの侵攻については未だ収束の見込みは立たず(令和4年12月14日現在)、円安やオイル高についてはやや落ち着きを見せているものの、これから価格が上がる材料もあり、不透明感が漂う新年の幕開けとなりました。

また2013年3月に就任し、在任日数が歴代最長となっている日銀の黒田総裁は、2023年4月8日までが任期となっています。新総裁の下、円安解消の為の「利上げ」の可能性も否定できません(12月20日の金融政策決定会議で長期金利の上限の引き上げを発表しました)。いずれにしても昨年がそうだったように、これだけ変化の激しい中、どんな一年になるのか、正しく予測するのは専門家でも難しいと思われます。それよりも、目の前の起こる変化を速やかに把握し、随時対応していくしかないのかも知れません。

あらゆる事にはプラス面とマイナス面があります。例えば「円安」は我々のような内需主導の企業は一見厳しい事ばかりですが、一方でインバウンド需要や輸出に目を向ければ円安はプラスでしかありません。マイナス面には打ち消すべく素早く対応しつつも、そこから生ずるプラス面にも同時に目を向け行動することが必要なのだと反省した昨年でした。

今年も様々な想定外の事が起こることでしょう。右往左往することもなく、思考停止することもなく、冷静にプラス面とマイナス面を見極め、積極的に行動できる一年にしたいと思っております。

本年も昨年よりお役に立てるよう社員一同努力して参ります。旧に倍するご指導、ご愛顧を伏してお願い申し上げます。

末筆ながら本年の皆様、そしてご家族のご健康とご隆盛を心より祈念申し上げます。