株式会社丸信

三方よし通信

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【社長コラム】ChatGPTとは何か?もたらされる変化

昨年後半からチャットGPT(ChatGPT)という新しいテクノロジーが登場し、社会に大きな変革をもたらしつつある事は既にご存知だと思います。「既に使ってみた」という方も多いのではないでしょうか?

ChatGPTとは何か?

まず、ChatGPTとは何でしょうか?簡単に言えば、それはコンピュータープログラムによる会話の形式で人工知能(AI)が提供するサービスです。具体的には、テキストベースのコミュニケーションを通じて、ユーザーとコミュニケーションを行います。ChatGPTは、大量のデータと機械学習アルゴリズムを使用して、言語理解と生成を行います。簡単に言えば、人間のようにテキストベースの質問に答え、タスクを遂行することができるAIのコンピュータープログラムです。

ChatGPTの可能性

ChatGPTが企業経営にもたらす変化はどういったものになるのでしょうか?先日拝聴したマイクロソフトのエバンジェリスト西脇資哲氏によればChatGPTは既にペンシルベニア大学の経営学修士の最終試験での合格点、米国医師免許試験での合格点、司法試験での上位10%での合格点を取得するようなレベルにあり、これを企業経営に活かさない手はないと喝破されました。

・文章を要約する。
・文章を書く。
・キャッチコピーを考える

などは得意中の得意ですし、もう実用レベルと言って良いでしょう。(この文章の一部もChatGPTに書かせています)弁護士並みの法律知識があるとのことでしたので、試しにちょうどリアルに疑問に思っていることを聞いてみました。

「貴方は我が社の顧問弁護士です。我が社に営業として同業他社から転職してきたA君が不正競争防止法に抵触しないようにするための留意点を具体例を挙げて教えてください。」

回答は以下でした。

不正競争防止法に抵触しないようにするために、新しく転職してきたA君に留意すべき具体的なポイントを以下に示します。ただし、法律事案に関する具体的なアドバイスを提供するには、弁護士との個別の相談が必要です。以下のアドバイスは一般的な指針です。

1. 営業秘密の保護 :

・以前の会社から持ち出した情報や文書を新しい会社に持ち込まないようにし、受け取らないように指導します。
・以前の会社の顧客リストや機密情報を使用しないように徹底的に確認し、新しいリレーションシップを築くように指導します。

2. 広告・プロモーション活動 :

・競合他社の商品やサービスを誹謗中傷せず、虚偽の情報を提供しないように指導します。
・独自の広告・プロモーション戦略を開発し、不正競争行為を防ぐために他社と比較広告を慎重に扱います。

3. フェアな競争 :

・市場での競争は健全で公正であることが大切です。A君に対して、競合他社との競争をフェアかつ公正に行うように指導します。
・貴社の製品やサービスの利点を強調し、他社の製品やサービスを批判する代わりに、差別化された価値を提供することを奨励します。

4. 契約違反の回避 :

・以前の雇用契約や機密保持契約に従い、違反しないように確認し、新しい契約にも注意を払います。
・競合他社との契約に署名する前に、契約内容を熟読し、違反のリスクを最小限に抑えるための対策を検討します。

5. 不正行為の報告 :

・A君に、不正行為や法的な懸念を発見した場合には、直ちに貴社の法務部門や上司に報告することの重要性を認識させます。
・法的なアドバイスが必要な場合、貴社の弁護士と連絡を取るように指導します。不正競争防止法に関するコンプライアンスは非常に重要です。以上のポイントは、法的リスクを最小限に抑え、健全なビジネスプラクティスを促進するための基本的なガイドラインですが、具体的な状況に合わせてカスタマイズする必要があります。従業員に対する教育とトレーニングも不可欠です。また、専門家の法的アドバイスを受けることを強くお勧めします。

如何でしょうか? この後、ここから更に疑問点を深堀していくと粗方知りたい情報を得ることができました(有償のChatGPT4を使っています)。

ChatGPTだけでなく、印刷会社の制作の現場には画像生成系のAIが拡がりつつあります。デザイナーが手書きしていたイラストもAIが無限にいくつでも創ることができます。会社のロゴも今や画像生成系AIを使って、いくつでもデザイン案を出してくれるサービスも登場しています。プログラミングやコーディングも得意のようです。

このインターネットの登場以来の大きな変化から逃げることなく、積極的に活用すべくチャレンジして参る所存です。

実はまだローンチできていませんが、既に外部のAIベンダーと組んでパッケージやラベルのAI校正システムの構築に挑んでいます。遅くても半年以内には何らかの形で皆様にもお知らせできると思います。

引き続き宜しくお願い申し上げます。