株式会社丸信

三方よし通信

三方よし通信

【印刷コラム】銀ホイル紙の苦い思い出

丸信では折り目を付けた厚紙の製品でアルミホイルを貼ったホイル紙の使用を禁止し、代わりにPET紙に銀を吹き付けた蒸着ホイル紙を推奨しています。それは、とっても “苦~い” 思い出があるためです。

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それは数年前の年の暮れ。月半ばの金曜日の出来事でした。

すぐに自社工場にあるキープサンプルを確認しました。けれどその箱は蓋を曲げても割れません。お客様の倉庫に着き、問
題の箱を確認すると、なんとすべての箱が蓋を閉じた際に根元の折り目がぱっくりと割れ、その上、割れたアルミ部が上に反り返っています。

箱を作る丸信工場の室温は約25度。ですが、お客さまの倉庫内は冬ということもあり5 度~10度ほど。寒さで表面のアルミが縮み、蓋を閉めると冷えたホイル部が引っ張られ強度が持たずに割れたようです。
それならもう一度、伸ばせばいいのでは?と考え、持っていたボールペンのペン先とは逆部分で折り目の箇所を強くなぞってみると、割れることなく蓋は無事に閉まりました。何度かなぞった事で摩擦熱も加わり伸びたようです。
翌日、社員総出で修復作業に当たりました。ですが、他にも在庫があると分かり、保管場所へ移動したその場所の温度は0度以下。さすがに同じ作業を施しても割れてしまいます。
正月用の商品の箱が足りない!まさに大事件です。お客様には代替案をご提案させて頂き、なんとか間に合わせることができました。
それ以来、丸信では低温で割れる可能性があるアルミベースのホイル紙は使用禁止としています。今となってはとっても苦くて懐かしい思い出です。
勉強させて頂いたお客様、補修作業を手伝ってくれた方々に感謝です。